【簡単!独学イタリア語】第3回 -簡単な挨拶表現-

イタリア語

さて、イタリア語学習3回目は簡単な挨拶/会話表現についてです。

会話をする前に…

まず、イタリア語で会話をする際には相手に対して”敬称(フォーマル)”を使って話すのか、”親称(インフォーマル)”を使って話すのかを意識する必要があります。

敬称”Lei”

イタリア語の敬称は”Lei”で、目上の方や初対面/あまり親しくない人に対して”あなた”という際に使用します。文頭でも文中でもLが大文字になるので注意しましょう。

親称”tu”

イタリア語の親称は”tu”で、家族や友人など親しい人に対して使います。日本語で言うところの”君”に近い単語ですね。

簡単なイタリア語会話

それでは、敬称と親称を踏まえた上で簡単な挨拶会話を見ていきましょう。基本的な発音については前回の記事をご参照くださいね。

敬称親称
こんにちは。元気ですか?Buongiorno, come sta?Ciao, come stai?
元気です、ありがとう。あなたは?Sto bene, grazie. E Lei?Sto bene, grazie. E tu?
私も元気です、ありがとう。Sto bene anch’io, grazie.Sto bene anch’io, grazie.

いかがですか?敬称と親称で微妙に文章が違うのがわかるかと思いますが、これがまさに敬称と親称の違いです。
親しい人に対して敬称を使ってしまうのはまだ大丈夫ですが、目上の人等に間違って親称を使ってしまうと失礼にあたるので注意しましょう。

さて、先程の例文の”Buongiorno”と”Ciao”ですが、敬称/親称以外にも違いがあります。

まず、敬称で使用した”Buongiorno”については基本的には”おはよう”や”こんにちは”の意味で使います。

では”こんばんは”はどう言うのかというと”Buonasera (ブォナセーラ)”です。”giorno”には”日”、”sera”には”夜”という意味があり、挨拶の時間もこれに倣っています。
ただし、”Buonasera”は基本的にはこんばんはの意ですが、人によっては午後3時位から使うこともあります。まだ明るい時間帯でも相手からBuonaseraと言われたらBuonaseraと返しましょう。

また、親称の”Ciao”については”こんにちは”だけではなく、”やあ”、”さようなら”、”じゃあね”、”またね”、”おやすみ”など様々なシーンで使える便利な表現でもあります。”Ciao”1つで済ませられるのはとても便利ですが、”親称”であることは忘れないように気をつけましょう。

その他の挨拶表現

別の記事でも少しご紹介しているのですが、以下はその他の基本的な挨拶表現です。

さようなら。(親称)Arrivederci. / (敬称)ArrivederLa.
またね。A presto.
良い一日を。Buona giornata.
おやすみなさい。Buonanotte.
はじめまして。Piacere.
ありがとう。Grazie.
ありがとうございます。(親称)Ti ringrazio. / (敬称)La ringrazio.
いいえ、結構です。No, grazie.
どういたしまして。Prego. / Di niente. / Non c’è di che.
お願いします。Per favore.
はい。Sì.
いいえ。No.
基本の挨拶表現

以上、簡単な挨拶表現のご紹介でした。次回からもう少し本格的なイタリア語学習に入っていこうかと思います!

コメント

  1. […] 以上、簡単にではありますがイタリア語の発音とアクセントについてでした。次回は簡単な挨拶や基本表現等についてご紹介できればと思います。 […]

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