”はい”と”いいえ”、逆になる問題
イタリア語に限らず英語等でも同じなのですが、否定疑問文に対する”はい”と”いいえ”、注意しててもたまーに逆に言ってしまいます…。
例えば、”Non ti piace Sushi? (寿司好きじゃないの?)”と聞かれたら、日本語だと”うん(、好きじゃない)。”もしくは”ううん(、好きだよ)。”となりますよね。ところが、イタリア語も英語と同様に”好きじゃない”なら”No(, non mi piace).”、”好き”なら”Sì(, mi piace).”となります。
日本語に詳しいイタリア人の方なら、”それ、日本語でのいいえ?それともイタリア語でのいいえ?どっち?”と理解した上で聞いてくれますが、そうでない人が相手だと、自分は良いと言ったつもりが相手はダメだと受け取っていた…等となりがちです(汗)
なぜ逆になるのか?
ではなぜ逆になってしまうのかというところから見てみましょう。
まず、日本語の場合は”相手の質問の内容全体”に対して答えます。なので先述の例文だと”好きじゃないの?”に対して”はい(好きじゃない)”もしくは”いいえ(好き)”となる訳です。
一方イタリア語や英語の場合は質問の内容は関係なく”自分自身の答えがどちらなのか”を基準に答えます。なので”好きじゃない”なら”いいえ”、”好き”なら”はい”になるんですね。そのため日本語のように文中で肯定と否定が混在することはありません。
間違えないコツはある?
間違えないコツとしては、相手に聞かれたのが通常の疑問文なのか否定疑問文なのかは全て無視してしまって、”自分の答えが肯定なのか否定なのか”だけを考えて、それをそのまま答えれば大丈夫です。
また、少し強引ですが最終手段としていっそのこと”はい/いいえは答えない”という手もあります。先程の文章に例えると、好きなら”Mi piace.”、嫌いなら”Non mi piace.”と答えてしまえば問題ありません。
最後に
イタリア語や英語を含め、外国語は日本語と違うところも多いので、間違いやすい部分がどうしても出てきてしまいますよね。でも間違っても良いんです!最終的に通じれば大丈夫なので、間違ってしまっても色々試行錯誤しながら会話を成り立たせましょう☆