【簡単!独学イタリア語】第9回 -指示代名詞/指示形容詞-

イタリア語

イタリア語学習第9回、今回は動詞から少し離れて指示代名詞/形容詞について簡単に見ていきましょう。

イタリア語の指示代名詞(pronome dimostrativo)

指示代名詞とは代名詞の1種で、”これ”、”それ”、”あれ”などが該当します。イタリア語では”questo”と”quello”があり、話し手や相手との距離によって使い分けます。大抵は、自分(話し手)に近い場合は”questo (これ)”、相手に近い場合は”quello (それ)”、両者から遠い場合は”quello (あれ)”という使い分け方をします。

”それ”と”あれ”が同じ単語になっていますが、相手に近い場合の”quello”については昔は”codesto”という単語が使われていたそうです。現在ではほぼ使われませんので、どちらの”quello”になるのかは文脈から判断しましょう。

指示代名詞の語尾変化

questoとquelloはどちらも指すものの性/数によって語尾が変化します。これまでイタリア語学習をしてきた皆さんは何となくどういう変化になるか予想がつくかと思いますが、以下のように名詞の語尾変化と同じとなります。

男性/単数形女性/単数形男性/複数形女性/複数形
questoquestoquestaquestiqueste
quelloquelloquellaquelliquelle
指示代名詞”questo”と”quello”の語尾変化

指示形容詞(aggettivo dimostrativo)

questoとquelloは、後ろに名詞を置くと”この〇〇”、”その(あの)〇〇”のような指示形容詞としても使われます。この場合も先述の語尾変化と同様に、後ろの名詞の性/数によって語尾が変化しますが、quelloの方は指示代名詞の場合と少し語尾変化が異なり、名詞の定冠詞によって語尾が変化します。

指示形容詞”quello”の変化

名詞に本来付く定冠詞指示形容詞の形
ilquel
loquello
l’quell’
iquei
gliquegli
laquella
l’quell’
lequelle
指示形容詞”quello”の変化

少し複雑ですが、定冠詞と比べてみるとそこまで難しくはないかと思います。例を挙げれば、”quel libro”や”quegli studenti”、”quelle borse”等のようになります。

最後に

いかがでしたか?指示代名詞と指示形容詞は覚えると会話の幅が広がる単語ですので是非覚えてしまいましょう。

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