【イタリア移住者向け】Residenza(住民登録)の手続き

手続き関連

イタリアに移住してきたら色々な手続きが必要になりますが、今回はイタリアでの”住民登録(residenza)”の手続きについて短いですが解説していきます。

Residenzaの手続きとは?

簡単に言えば、日本の”転入手続き”にあたります。3ヶ月以上イタリアに滞在する場合に、お住まいの自治体(Comune)の市役所(Municipio)の戸籍課(Ufficio Anagrafe)で申請ができます。

窓口については自治体によって名称が異なることがありますので、場所がわからない場合は受付で尋ねてくださいね。

また、条件を満たせば郵送や電子メールでの申請ができる自治体もありますが、こちらについては煩雑になることが多い上に自治体ごとに必要なもの等が異なるため今回は割愛します。詳しくはお住まいの自治体市役所にお問い合わせください。

登録すると何ができる?

Residenzaの手続きをする最大の目的は、おそらく”Carta d’identità”というイタリアでの身分証(IDカード)を作るためでしょう。様々なところで提示を求められるので、この身分証はイタリア生活では欠かせません。

他にも健康保険証の手続きや銀行口座の開設、インフラやインターネットの契約、TARI(廃棄物税)と呼ばれるゴミ収集に関する手続き等にも必要となります。

また、将来的にイタリア国籍の取得を検討されている方も住民登録が必須です。

手続き方法

それでは手続きについて解説していきますね。

必要書類

自治体によって若干異なりますが、基本的には以下の書類が必要です。

  • 申請書(市役所に置いてあります)
  • 有効なパスポート
  • 有効な滞在許可証(permesso di soggiorno)の原本

他にはCodici Fiscaleや賃貸契約書等が必要になることがあります。またイタリアで婚姻している場合はその証明書が求められる場合があります。正確な必要書類は各市役所に事前に問い合わせてくださいね。また自治体によっては費用が発生することもあります。

手続き後

住民登録後、警察官が申請した住所で実際に生活しているかどうか確認しに来ます。数日後であったり1,2週間後であったりとまちまちで、事前連絡もないので不在ということもしばしば。その場合は後日再度確認に来ます。

警察の確認が済むと2週間ほどで手続完了の通知が郵送で届きます。

最後に

いかがでしたか?イタリアでは住民登録した住所にしか郵送できない書類も沢山あります。登録がなかったり引っ越した後に住所変更の手続きをしなかったりするとかなり不便なので、早めに手続きしておきましょう。

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