【カトリック】イタリアのお葬式【日本とは違う?】

イタリア文化

人間が生き物である以上避けられないのが”死”。その死に関係してくるのがお葬式です。

日本では仏教式にお通夜をしてお葬式をして火葬、納骨…といったところが多いかと思いますが、イタリアではどうなのでしょうか?

イタリアで亡くなるとどうなる?

イタリアでは、まず誰かが亡くなった際は住んでいた地域の掲示板等にその人が亡くなったこと報告が貼られます。

よほど親しい人であれば親族から報告が入ると思いますが、そうではない場合はこの掲示板で知ることも多いです。

お通夜

私は参加した経験がないのですが、イタリアにもお通夜のようなものがあるそうです。(私のパートナーは”ロザリオ”と呼んでいました。)

”ロザリオの祈り”というものを参加者で唱和するそうですよ。

お葬式

お葬式は基本的に亡くなった方の住んでいた街の教会で執り行われます。

流れとしては教会でのセレモニーが30分ほどあり、その後ご遺体を霊柩車に乗せて墓地まで移動します。イタリアは基本土葬なので、日本のように火葬の過程はありません。

墓地は教会の近くであることが多く、参列者は徒歩で移動します。墓地に到着したら再度短時間のセレモニーが行われ、棺が埋葬されます。

イタリアでのお葬式のマナー

服装

地域によっても異なるようなのですが、基本的にイタリアには喪服というものがありません。そのため、お葬式の際は暗い色の服を着て行けばOKであることが多いです。

人によってはカジュアルな格好をしていたりもするので、服装は割と自由な感じですね。ただ、有名人が亡くなった場合はブラックのワンピースやスーツで参列することが多いみたいですよ。

香典

香典は基本的には必要ありません。寄付という形で少額を収めることがほとんどみたいですね。

イタリアのお墓事情

日本のお墓といえば、◯◯家先祖代々のような感じで建っているものが多いかと思いますが、イタリアのお墓は基本個人個人にあてがわれます。一応、◯◯家の墓のようなものを建てる方もいらっしゃるようですが、基本お金持ちの方みたいですね。

ちなみにイタリアのお墓は原則賃貸のような感じになっており、決められた契約期間後はそのお墓から遺骨が回収され、日本でいうところの納骨堂で30年ほど保管されるそうです。

また、お墓参りについては人によって頻度が異なります。毎週行く方もいらっしゃいますし、命日のみという方もいます。人それぞれですね。

最後に

いかがでしたか?日本とは色々違いますね。海外在住の方は、いざお葬式に参加するとなった時に慌てないよう、予め在住国のマナーなどを少し知っておくと良いですよ。

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