【ミラノ総領事館】パスポート新規発給手続き【即日発給版】

イタリア生活

先日、パスポートの更新についての記事を書いたので、一応新規発給についても少しご紹介しようかと思います。

※この記事の情報は2024年4月末時点での情報です。

即日発給には予約が必要

パスポートの更新についての記事にも書きましたが、即日発給対応をしてもらうためには総領事館への事前予約が必要です。

総領事館の領事業務メールアドレス(info@ml.mofa.go.jp)に相談のメールを送るか、(+39) 02-6241141の番号に電話して、予め即日発給の予約を取ってくださいね。

必要書類

パスポートの新規発給に必要な書類は基本的には以下のように定められています。

また、パスポートの有効期限が切れてしまったという方も、必要書類が新規発給時と同じになりますので注意してください。

・旅券発給申請書
・写真1枚 (縦45mm、横35mmのもの。詳しくはこちらをご参照ください)
・戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)の原本1通 ※申請日から6ヵ月以内に発行されたもの
・Carta d’identità(有効なもの)
・Permesso di soggiornoもしくはCarta di soggiorno(有効なもの)
・重国籍の場合はその国のパスポート(有効なもの)
・最後に取得したパスポート(有効期限が過ぎてしまった場合のみ)

申請書については総領事館に備え付けのものでも大丈夫ですが、ダウンロード申請書を使用することも可能です。ダウンロード申請書の場合は印刷に条件があるのでよく確認してからプリントアウトしてくださいね。

Carta d’identitàについては未取得の場合は無くても良いらしいのですが、一度総領事館に確認してみた方が良いと思います。

即日発給の流れ

パスポートの更新についての記事と同じ流れとなりますが、こちらの記事にも記載しておきます。

①指定された時間までに手続きを

まずは予約当日に必要な書類を持って、指定された時間に間に合うように総領事館に行きましょう。たいていは午前11時よりも前の時間帯の指定になると思います。
遠方の方は電車などを利用される方も多いかと思いますが、イタリアの公共交通機関は遅延がよく発生しますのでそれも見越しておきましょう。

入口にインターフォンがあるのでボタンを押してください。セキュリティの方に用件を聞かれますので、”パスポートの新規発給(il rilascio del passaporto)に来た”と伝えれば開けてくれます。

入って左側でセキュリティチェックがありますので、最初にそれを受けてから中に入ります。身分証明書も求められることがほとんどですが、パスポート更新であればパスポートを持参していると思うのでそれを見せればOKです。

②必要書類を窓口に提出

窓口がいくつかありますが、1番左が受け取り、左から2番目が申請受付となっています。パスポート更新の申請も左から2番目の窓口ですのでそこで手続きしましょう。窓口に誰もいない場合は置いてあるブザーを鳴らしてください。

窓口で必要書類を提出すると、担当の方が内容を確認してから発給手続きに入ります。ダウンロード申請書の場合は機械での読み込みに問題ないかの確認も入ります。問題がある場合は総領事館備え付けの申請書に手書きで記入する形になりますのでご注意ください。

③引換証の受け取り

書類に問題がない場合は引換証がもらえます。通常受け取りは15時以降となっているので、それまではどこかで時間を潰してくださいね。

時間の潰し方についてはパスポートの更新についての記事の方にいくつかご紹介していますので、参考にしてください。

④パスポートの受け取り

受け取りの時間になったら再度総領事館に出向き、受け取り窓口で発行手数料を払えば新しいパスポートを受け取れます。
これで手続きは完了です。

発行手数料は年度ごとに変わりますので、事前に総領事館のHPで確認しておきましょう。参考までに、2024年度は10年パスポートが107€、5年パスポートが74€(12歳未満は40€)です。

また即日発給の場合は現金のみの受付となります。可能であればピッタリの金額を持参しておくとスムーズですよ。

最後に

オンライン申請が始まってからはあまり即日発給される方は多くないかと思いますが、もしそういう機会があれば参考にしてみてくださいね。

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