【ミラノ総領事館】パスポート更新手続きをしてきました【即日発給版】

イタリア生活

海外在住者にとって、10年(もしくは5年)に1度のイベント”パスポート更新”。私も遂に更新時期に入ったので、先日ミラノ総領事館で更新手続きをしてきました。手続きの紹介も含めて色々レポートしていきます。

最近はオンライン申請も可能になりましたが、今回はオンライン申請が可能になる日から受け取りに行けそうな日の間が2週間もなく、その日に受け取れるかが微妙なラインだったので即日発給で対応してもらいました。※オンライン申請の場合、発給完了から6ヶ月以内に受け取る必要があります。

※この記事の情報は2024年4月末時点での情報です。

即日発給の予約方法

通常、パスポートの手続きは申請と受け取りと2回総領事館に足を運ぶ必要があります。(オンライン申請の場合は受け取りの1回のみ)
ただし、遠方に住んでいるなどの理由で何度も足を運ぶことが難しい場合、事前に予約することで即日発給対応をしてもらうことができます。

即日発給を希望する場合、まず前もって総領事館の領事業務メールアドレス(info@ml.mofa.go.jp)に相談のメールを送ってください。
電話((+39) 02-6241141)でも大丈夫だと思いますが、私は”忙しい時間帯だったら申し訳ないなぁ…”と思ってしまうので、担当の方の手が空いたタイミングで対応できるメールの方でいつもやり取りをしています。

メールの件名には”パスポート更新の即日発給対応について”といったような記載をしておくと、総領事館の担当の方もわかりやすいです。
本文には”在住県”、”氏名”、”即日発給を希望する理由”、”来館希望日”は最低限書いておきましょう。その他質問事項もあればまとめて入力しておいてくださいね。

メールを送るタイミングにも寄りますが、たいていはその日中もしくは翌営業日中には総領事館の担当の方から返信が来ます。その後はそのままやり取りを進めて、日時を確定すればOKです。
予約当日は指定された時間までに手続きできるように総領事館に行ってくださいね。

万が一、3営業日程度過ぎても返信が来ない場合は誤送信など確認した上でもう一度送ってみてください。

必要書類

まず、パスポートの更新手続きに必要な書類は基本的には以下のように定められています。

・旅券発給申請書
・現在所持しているパスポート(有効なもの)
・写真1枚 (縦45mm、横35mmのもの。詳しくはこちらをご参照ください)
・Carta d’identità(有効なもの)
・Permesso di soggiornoもしくはCarta di soggiorno(有効なもの)
・重国籍の場合はその国のパスポート(有効なもの)

申請書については総領事館に備え付けのものでも大丈夫ですが、ダウンロード申請書を使用することも可能です。ダウンロード申請書の場合は印刷に条件があるのでよく確認してからプリントアウトしてくださいね。

Carta d’identitàについては未取得の場合は無くても良いらしいのですが、一度総領事館に確認してみた方が良いと思います。

もしパスポートの有効期限が切れてしまっている場合は新規発給と同じ手続きになり、必要な書類が異なりますのでご注意ください。

即日発給の流れ

①指定された時間までに手続きを

まずは予約当日に必要な書類を持って、指定された時間に間に合うように総領事館に行きましょう。たいていは午前11時よりも前の時間帯の指定になると思います。
遠方の方は電車などを利用される方も多いかと思いますが、イタリアの公共交通機関は遅延がよく発生しますのでそれも見越しておきましょう。

入口にインターフォンがあるのでボタンを押してください。セキュリティの方に用件を聞かれますので、”パスポートの更新(rinnovo del passaporto)に来た”と伝えれば開けてくれます。

入って左側でセキュリティチェックがありますので、最初にそれを受けてから中に入ります。身分証明書も求められることがほとんどですが、パスポート更新であればパスポートを持参していると思うのでそれを見せればOKです。

②必要書類を窓口に提出

窓口がいくつかありますが、1番左が受け取り、左から2番目が申請受付となっています。パスポート更新の申請も左から2番目の窓口ですのでそこで手続きしましょう。窓口に誰もいない場合は置いてあるブザーを鳴らしてください。

窓口で必要書類を提出すると、担当の方が内容を確認してから発給手続きに入ります。ダウンロード申請書の場合は機械での読み込みに問題ないかの確認も入ります。問題がある場合は総領事館備え付けの申請書に手書きで記入する形になりますのでご注意ください。

③引換証の受け取り

書類に問題がない場合は引換証がもらえます。通常受け取りは15時以降となっているので、それまではどこかで時間を潰してくださいね。

④パスポートの受け取り

受け取りの時間になったら再度総領事館に出向き、受け取り窓口で発行手数料を払えば新しいパスポートを受け取れます。
これで手続きは完了です。

発行手数料は年度ごとに変わりますので、事前に総領事館のHPで確認しておきましょう。参考までに、2024年度は10年パスポートが107€、5年パスポートが74€(12歳未満は40€)です。

また即日発給の場合は現金のみの受付となります。可能であればピッタリの金額を持参しておくとスムーズですよ。

時間の潰し方

即日発給の場合は申請から受け取りまでに4時間ほどあるので、どこかで時間を潰す必要があります。

ロンバルディア州外にお住いの方がほとんどだと思うので、まずはどこかでのんびりランチを食べてから観光地を回ったりお店などをウロウロしたりするのが王道かなと思いますね。

我が家の場合は今回も子連れで、更に自分で歩きたがる&何でも興味津々な1歳児なので、時間潰しには少し悩みました…。

子連れにオススメの時間潰しスポット

ミラノはおむつ交換台付きのトイレや授乳スポットがなかなか見つけづらい(私だけかもしれませんが…)ので、特に小さなお子様連れの方は悩まれるかもしれません。

私が子連れでミラノに行った際に便利だった所を少しご紹介しますね。

the Starbucks Reserve Roastery Milano

外観

ドゥオモの近くにある”スターバックス リザーブロースタリー”。イタリアで最初にオープンしたスタバでもあります。
即日発給の待ち時間帯であれば早めのランチタイムになるかと思うので、休憩がてらここでゆっくりお昼ご飯を食べるのも◎。

時間帯によってはかなり混み合っていることもありますが、車椅子用トイレ内におむつ交換台があるので、おむつ替えの場所に困ったら利用してみてください。

ベビーカーの方もご安心を。入口ではガードマンの方がベビーカーの上げ下げを手伝ってくれますし、店内にもエレベーターがあります。

Castello Sforzesco

歩き盛りのお子様連れの方にはスフォルツェスコ城もおすすめ。何より広いので、歩かせるのに最適です。

すぐ近くに公園や水族館もあるので、かなり時間が潰せますよ。

Giardini pubblici indro montanelli

総領事館の近くで時間を潰したい場合は、雨が降っていなければこちらの公園もおすすめです。総領事館からなんと徒歩約5分ほどのところに位置しています。

中はとにかく広く、売店もあります。ベンチもたくさんあるので大人は座って休憩しながら、子供が走り回るのを見守る…ということも可能です。

ミラノの中心部からは少し外れるので、あまり混み合っていないのもポイント。

居酒屋すみれ

たまたま通りかかって入ったお店ですが、子連れには非常に親切だったので紹介します。居酒屋さんですが、ランチタイムは定食がメインのようでした。

離乳食の持ち込みOK、ベビーカー乗り入れOKで、ベビーカーを置くスペースもサッと用意してくださいます。更に必要であればスプーンやお椀なども貸し出してくれますよ。

平日でもかなり混んでいたので、予約して行くのをおすすめします。

最後に

オンライン申請が始まってからはあまり即日発給される方は多くないかと思いますが、もしそういう機会があれば参考にしてみてくださいね。

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