【日本在住でも取得できるケースも!】個人納税者番号 (Codice Fiscale)の取得方法

手続き関連

イタリア生活では何かと必要になるのが”Codice Fiscale”。イタリアの個人納税者番号で、日本でいうところのマイナンバーのようなものです。本来は”納税者番号”で事足りるのですが、”Partita IVA (付加価値税登録番号)”という企業向けの税番号と区別するために”個人”と付けて訳されることも多いですね。

”納税者番号”とはいうものの、税金関係だけでなく、年金等の公的手続きや銀行口座の開設、携帯電話の契約、国際郵便を出す際等様々なシーンで必要となる番号です。無いと手続きが進まない!ということが大半なので、なるべく早く取得しましょう。

申請方法

Codice Fiscaleはお住まいの地域を管轄する税務署(Agenzia delle entrate)で申請します。”Agenzia delle entrate 自治体名”で検索すると出てくると思うので、申請前に必ず確認してくださいね。

また、税務署によっては窓口申請にあたってアポイントが必要な場合や電子メール等でのみ申請を受け付けている場合もあります。管轄の税務署のWebサイト等で予め確認しておきましょう。

必要書類

・パスポートの原本、顔写真ページのコピー
・滞在許可証(Permesso di soggiorno) ※申請中でまだ手元になければQuesturaで貰った控え

申請の流れ

上記の書類を持って、管轄の税務署で申請します。受付でCodice Fiscaleを申請したい旨を伝えれば申請書がもらえますので、必要事項を記入しましょう。基本的には職員の方に記入箇所は教えてもらえるので問題なく記入はできるかと思います。

書類の記入が終わったら書類を窓口に提出します。以前に申請したことがあるか聞かれることもあるようですが、無いならNoと伝えればOKです。処理が完了すると、紙にプリントされたCodice Fiscale発行証明書のコピーがもらえます。

後日、Codice Fiscale単体であればアイキャッチ画像のような緑色の、以前ご紹介したSSNに加入済みであれば保険証と一体型のブルーのプラスチックカードが届きます。郵送先の住所は基本的に住民登録されている住所宛になるので、引っ越しをしたという方は要注意です。住所変更を忘れていると旧住所に送られてしまいます。

日本からCodice Fiscaleを申請する方法

Codice Fiscaleは、イタリアと商取引や税務的関係がある場合、国籍を問わず誰でも申請できるようになっています。そのため日本在住者でも申請が可能です。

申請先

申請先は”在日イタリア大使館”もしくは”在大阪イタリア総領事館”となります。お住まいの都道府県によって管轄が異なりますので、どちらでの申請になるのかは各Webサイトを確認してください。

申請方法

イタリア大使館もしくは総領事館のWebサイトから税番号発行申請フォームがダウンロードできます。基本的には申請フォーム記入の上、パスポートのコピーと併せてメールで申請しますが、例外や変更等もあるかと思いますので事前に申請方法を確認しておくことをおすすめします。

申請後数日でCodice Fiscaleとその他詳細が記された証明書がメールで送られてきます。これで手続きは完了です。

【豆知識】Codice Fiscaleの番号の法則

Codice Fiscaleは一見ランダムで振られていそうな16桁の数字/アルファベットですが、実は番号の振り方に法則があります。

1-3桁目

苗字(ファミリーネーム)の子音が頭から3文字分振られます。子音が3文字ない場合、苗字の母音が子音の後に足りない分だけ振られます。

例:タナカ→TNK (TANAKA)、サトウ→STA (SATO)

4-6桁目

名前(ファーストネーム)の子音が頭から3文字分振られます。子音が3文字ない場合、名前の母音が子音の後に足りない分だけ振られます。

例:タロウ→TRA (TARO)、ハナコ→HNK (HANAKO)

7-11桁目

生年月日と性別で振られます。7-8桁目は出生年で下2桁がそのまま振られます。9桁目は出生月で以下の表のアルファベットが振られます。

1月:A5月:E9月:P
2月:B6月:H10月:R
3月:C7月:L11月:S
4月:D8月:M12月:T
Codice Fiscale 生まれ月に振られているアルファベット

10-11桁目は誕生日と性別で、男性の場合は誕生日そのまま、女性であれば誕生日+40した数字が振られます。

例:1980年1月31生まれの男性→80A31、1990年7月20日生まれの女性→90L60

12-15桁目

出生地のコード4桁が振られます。イタリア国内であれば都市コード、国外の場合は国コードとなります。

16桁目

16桁目はチェックデジットで、システムでアルファベットが振られます。

最後に

いかがでしたか?イタリア生活では必需品と言っても過言ではないCodice Fiscaleですので、早めにサクッと手続きを済ませてしまいましょうね!

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